EDはストレスなどの「精神的なもの」と思っている方が多いものです。たしかに精神的、心理的な原因が大きいのですが、糖尿病、高血圧、飲酒など、好ましくない生活習慣によって引き起こされることもあります。
逆にいえばEDの症状から基礎的な病気が見つかることもあるようです。
●心因性ED(80%) |
勃起に関与する血管や神経などに障害がなく、心理的要因によって生じるEDを
心因性EDといいます。基本的に身体に異常はありません。
心因性EDは大別すると、次の2つに分けられます。
【ごく日常的にみられる心理的要因によって起こるもの】
・過去の性交の失敗からくる不安
・失恋や夫婦間のトラブル、離婚
・仕事からくる不安やストレス
【心の奥底にひそむ心理的要因によって引き起こされるもの】
怒り、憎しみ、ねたみ、幼児期における精神的外傷など・・・
こういったストレスがある時は、いくら刺激を与えても大脳が興奮しにくく、興奮の伝達がスムーズに行われないため、勃起しにくくなるというわけです。若い人のEDはほとんどが心因性といわれ、ストレス・コンプレックスが原因に挙げられています。
また、うつ病では50%にEDを合併すると言われています。
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●器質性ED(20%) |
糖尿病、高血圧症、心臓病などが原因でペニスの血管に影響を及ぼし、十分な血液が流入しないことから起こるEDを器質性EDといいます。
【糖尿病の場合】
血管が硬くなったり、性的刺激による血管の拡張が起こらなかったりして、血流をおさえると考えられています。糖尿病の方が抱く日常生活の悩みとしてEDや性欲低下を挙げる方が多いといわれます。
【高血圧症の場合】
血圧が高くなって血管にストレスがかかるため、血管が損傷して硬くなります。これによって、ペニスの血流をおさえてしまうと考えられています。
生活習慣病は年々増えています。糖尿病の患者さんは690万人、高血圧症の患者さんは3,400万人といわれています。それにともなって、EDを引き起こす人がたくさんいることになるのです。
とくに糖尿病はEDを合併する率が高く、30%〜60%がEDの原因疾患になっているといわれています。
>>コラム「デキる男(英雄)は糖尿病・高血圧・心臓病とは無縁。」
器質性EDはこのほかに、一部の降圧剤やうつ病治療薬の副作用として起こるものもありますので注意が必要です。
▼喫煙とEDは関係があるか?
現時点で喫煙とEDの関連性は明確ではありません。しかしタバコを吸うことにより、血液の流れ悪くなることはたしかです。ですからEDの方に強く禁煙を勧める専門家もたくさんいます。
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※心因性EDか器質性EDかを見分ける方法
もしあなたががEDまたはED予備軍と判断されても、心因性によるものか器質性によるものかよく分からないことが多々あります。そこで、これらを簡単に見分ける方法をご紹介しておきます。
■ スタンプ法
就寝時に、ミシン目から切り離していない切手を陰茎に貼り付ける方法です。
勃起が起きると切手が切れるので、睡眠中に勃起があったかどうかが分かります。ただし一晩では正確ではないので、三晩続けるとかなりの精度で分かるようです。
一般的に、夜間の勃起は心理的影響を受けずに起きるため、この現象があれば器質性EDではないと考えられます。この方法を考えたアメリカの医師は泌尿器学会賞を受けたそうです。
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